肩こりの時は、下半身に力を入れよう
肩が凝っている時、皆さんならどんなことで改善しようと思いますか?
殆どの方が、肩を揉むとか、ストレッチとか、肩甲骨を動かすとか、直接肩周りへアプローチすることが多いのではないでしょうか?
もちろん、これも有効なアプローチの方法です。
でも今日は、全く違ったヨガ的アプローチ方法をお伝えします。
ヨガでは肩こりや頭痛などの症状が出ている時、氣が上がってしまっていると、見立てることがあります。
現代は身体を使うよりも、頭や目を酷使することが多いので、氣が上がりやすいと言われています。
なので、考え事、悩み事が多い時は、頭痛になりやすいのです。
この氣を下げるにはどうしたら良いのか?
単純です。
丹田の強化、つまり下腹部から下の筋を使う。という行動をとります。
下の方の筋を使うことで、エネルギーを下に集めるんですね。
氣を下げるための動きとして、お相撲さんは、シコを踏むんだそうです。。そうすると、氣が下がり、怪我を避けることができたり、必要以上の闘争心もさがるそうです。
試しにやってみましょう。
上を見て、どこまで頭を上げられるか確認しましょう。
腕を上げて、上がりやすさを確認します。
その後、シコを踏むのはちょっと大変なので(笑)、チェアのポーズをとりましょう
この時に、下腹部を凹ます意識を持ちましょう。
この時に、肩が強張っていると、余計に肩がこるので、氣をつけましょう(笑)
おわったらまた、上を見て、どこまで頭を上げられるか確認しましょう。腕を上げて、上がりやすさを確認します。
どうでしたか?
肩だったら肩、腰だったら腰という塩梅ではなく、こんなアプローチ方法もあるんですね。
腹式呼吸など、お腹が動く呼吸法も、生活の中で意識していくと、氣がついたら、頭痛や肩こりが生活習慣から消えてるなんてこともあります。即効性は無いのですが、長い目でみるととても有効です。
そして、これは私が試したり、クライアントにお伝えして、効いたなーと思うことを、伝えてるのですが、全員に効くとは限らないのです。
色々試して、観察して、自分にとって良きアプローチ方法を見つけてみてください。
様々な方向から自分にアプローチをかけることは、結果的に自分の視野を広げることにもなります。
参考図書:いのちのヨーガ 龍村修署