冥想ヨガリトリートを終えて
2023秋 天川洞川冥想ヨガリトリート
ゆっくり言葉にしようと待ってみたけれど、未だにうまく言葉にできない。
とても強く残っている感覚は、みんなで持ち寄ったもので生み出された時間だったということ。
実際にみんなに会って、みんなの状態を肌で感じてみると、私が事前に準備していたものはあまり役にたたなさそうで、その時その時で、やることも伝えることも変化していった。
自分の中にあるものに目を向ける時間は、時としてとても苦しい。
でもそんな時に美味しいご飯を食べると、それだけで気分も疲れも回復する。
自然に触れる時間は、自分の力では止める事ができない思考や感情の渦を、優しく鎮めてくれる。
美しい景色を目に映し、美しいと感じることのできる、自分の尊さを憶い出す。
護摩の火に照らされ、言葉にならない思いが、煙とともに神様のもとへ還っていく。
それらは、ギュッとなっていたものを緩ませ、空いたスペースから、時として気づきがもたらされる。
私の力が及ばないところで、このリトリートに関わってくれた全ての人や自然のエネルギーによっておこる様々な現象に、どれだけ助けられただろう。
3日目ともなると、みんな宿泊してるゲストハウスに慣れて、何も言わなくても、それぞれに自分のできることを率先して動き、ご飯の準備や片付け、お掃除があっという間に終わっていくのを、ちょっと感動しながらみていた。
誰かを恕したいなら、自分を恕すこと
誰かを愛したいなら、自分を愛すること
世界の平和を願うなら、自分の内を平和にすること
人とともに在ること
それは、私たちの中に様々な反応をおこす。
喜びと感じること、
苦痛と感じること、
その反応全てが「わたし」を知る手がかりになる。
「わたし」を生かす導きになる。
それぞれに必要な時間をかけて消化して、今の自分に適さないものは一旦流したりして、それぞれに植えられた種を、焦らず時間をかけて育てていってね。
いつかまたみんなと、笑顔でお会いできることを祈って。
ありがとう